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アナライザーは、アニメ宇宙戦艦ヤマト』に登場する架空のロボット(声・緒方賢一)。

概要編集

主に調査・分析を任務とする、等身大のロボットである。全体的に赤い色で頭部を中心にメーターが多数ついており、ガミラス戦車を持ち上げるほどの怪力。足はキャタピラとなっている。酒に酔い、感情、触感を有する。電磁バリヤーやレーザー銃撃などに耐える高い耐久性を持つが、鈍い衝撃に対しては破損した描写も数度ある(ガミラス星不時着時やさらばでの被弾時、完結編など)。</br>ボディーは‘首’‘上腕部’‘下半身’の3つに切り離し可能。劇中では語られていないが、切り離した際には制御系統が分断されるため、胴体部は切り離し前の動きをひたすら繰り返す。その接合部のサイズは共通であり、上腕部を抜いて首と下半身を直接つなげることも出来る。因みに3パーツ共に切り離した際、空中に浮遊する(ヤマト1TV版2話)。手首は伸び縮み式、臀部にはロケットを内蔵し、推進が可能。また腕部はロケットパンチのように飛ばすことも可能である。

来歴編集

ヤマトに招集された古代進島大介佐渡酒造らに強引に随伴し、自分から沖田十三艦長に能力を売り込んで現場採用の形で無理やりヤマトの乗組員(?)となる。2199年製でありながらやたらに長いシリアルナンバーで、最新式にしては古いとの沖田の言葉に対し、こうしないとロボットらしくないと開発者が言った旨を説明していた。(松本版コミックスより)

普段は生活班調査・分析担当の傍ら、佐渡酒造のよき呑み友達(口は無く、頭から浴びる事で「酔っ払う」)。緊急時には副操舵士として島の補助をする事になっていて、一度だけ『宇宙戦艦ヤマト2』において、島がデスラー艦との白兵戦で行方不明になった時(島はテレサに救助される)、とその直後の都市帝国との攻防戦でヤマトの操縦をこなした。また、ガミラス戦車を軽々と持ち上げるなど怪力と高い機能性・耐久性はクルー上陸任務のエスコート役に何度となく役立っている。

デスラー機雷処理に酒気帯びのまま参加し、真田志郎につまらない部分は精巧だと揶揄されながらも、見事にコントロール機雷を無力化してみせた。その正確さは、自称人間の十万倍である。その後も惑星の環境分析やドリルミサイルの処理など数々の活躍をする。いかにもロボット然とした外観とは裏腹に内面は極めて情緒性に富み、航海当初から生活班班長森雪に一方的に想いを寄せセクハラ行為にまでエスカレートしてしまうが、第16話ではロボットにも人間的な博愛と自己犠牲の心があることを示した。ただし、後のTVシリーズでも度々セクハラ行為に及んでいる。

また、強い衝撃が加わると頭部・胸部・脚部の接続が外れてバラバラになる事がよくあり、その度に真田志郎に組み立ててもらっている。耐久性が高いのは先に述べたが、テレザート星からの強力な電波によって内部回路が焼き切れ煙を吹き、さらに後頭部が飛んで火を噴いた(直後に森雪が消火)ことがあり、精神エネルギー波に対してはかなりデリケートであった。しかし逆に惑星ファンタム自体の生物反応を感知したこともあり(直後に事情を知らない乗組員達に縛り上げられるが)、超常現象の第一発見者となる事もあった。この時、物的証拠が無いのにも関わらず、何となくおかしいと判断していた。

さらば宇宙戦艦ヤマト』では、防衛軍科学局で真田と共に勤務、謎の電波の解析にあたっていた。医務室にて佐渡酒造の助手として負傷者の治療にあたっていた際には、医務室が被弾したために爆発に巻き込まれ壊れてしまい、「死亡」ともとれる描写をされていた。

完結編までヤマトに乗艦していたが、復活篇では佐渡と共に地球に残っている。

名称について編集

企画書の段階での名称は「アナライザー・ロボット」であり、固有名詞というより「調査・分析ロボ」程度の抽象的な呼び名であった。放送前に製作されたパイロットフィルムでは、すでに「アナライザー」とテロップが付けられるが、放映当初は何故かちゃんと名乗らず(自己紹介では「ワタシハテンサイ(天才)」。また第5話では森雪にロボちゃんと呼ばれたりもしている)、登場後しばらくした後に、やっとそう呼ばれるようになる。

実写版 編集

2010年公開の実写映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」では、古代が装備する小型コンピューターに移植したAIとして登場。元々コスモゼロの拡張ユニットで、コスモゼロから分離・独立して、強力な武器を備えた戦闘ロボットにも変形できる。その姿はアニメ版と頭部は似ているが、ずんぐりむっくりした体形ではなく、身長約3mのスマートなスタイル。ガミラス上陸時、戦闘ロボットとして古代たちを守るためにガミラス兵に攻撃。多数のガミラス兵に数で押されて古代に地球を託すメッセージを送り、爆発した。

他作品でのバリエーション 編集

アナライザー・ゼロ(ユニット0)
ゲーム『松本零士999』に登場。ユニット0として長い間壊れていたところを『銀河鉄道999』の主人公星野鉄郎に助けてもらい、ヤッタラン(『宇宙海賊キャプテンハーロック』の登場人物)のところに預けられている。そのかいもあってか、『新宇宙戦艦ヤマト』にも登場。旧式ながら、多大な働きを見せる。
バトル・アナライザー
プレイステーション「コスモウォーリアー零」に登場した戦闘用ロボット。8ヤマト形態に変形が可能。伝説の宇宙戦艦ヤマトを探している。
バトライザー
アニメ「コスモウォーリアー零」に登場。戦艦火龍のシステム担当攻撃型ロボット。身長約160cm。身体の各所に武器を内蔵し(特に両足はヤマトの主砲に酷似)、宇宙艦モードに変形する事でワープ航法も可能。

このほか、『キャプテンハーロック』アニメ版ではアナライザーそっくりのロボット、ロペット・ワーワーが登場しており声もアナライザー役の緒方が担当している。また『大YAMATO零号』では、アナライザーを意識したデザインのロボット部隊、ロボット工作兵艦隊『ティム艦隊』が登場しており、そのうちの1体のティムが大ヤマト零号に乗り込んでいる。

補足 編集

呉市海事歴史科学館「大和ミュージアム」の展示室D「未来へ」ではアナライザーが来場者を迎えてくれる。